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【マクラーレン・ホンダ】スパで一気に新エンジン2機を投入

2015年08月21日(金)6:07 am

長かった夏休みが明け、いよいよ後半戦に突入する2015年F1世界選手権。今週末の第11戦ベルギーGPはマクラーレン・ホンダのメカニックたちにとって長く過酷な週末になりそうだ。

既知の通りホンダは、手持ちの開発「トークン」と引き換えに改良型エンジンを投入する。そのためフェルナンド・アロンソもジェンソン・バトンもスパ・フランコルシャンでは、グリッド降格のペナルティを覚悟しなければならない。さもなければ新エンジンを使えないのだ。

それもどうやら2人とも1機を金曜日に、明けて土曜日には別の新しいユニットで走るというのである。

「(スパでは)1度しかペナルティを受けない。であれば、今後のレースを見据えて手持ちのユニット数を増やしておこうというわけだ」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語ったのは、スポーティングディレクターのエリック・ブーリエだ。

彼らは前半戦、ドライバー1人あたり1年4機のエンジン使用制限を早々に破って、とてつもない仕打ちを食らった。それを受けてFIA(国際自動車連盟)は規則を改定したのだ。

ブーリエは次のように説明する。「新しい決まりでは、どれほど順位を下げられてもスターティンググリッド最後尾止まりだ。だったらエンジン交換を2度しても差し支えないだろう?」

「どうせ罰せられるなら、ハンガリーやシンガポールのようなサーキットを避ける方が被害は少ない」

ブーリエによると改良型は高速のスパでデビューするが、よりMP4-30のパッケージに合うのは後に控える、もっと低速のコースだという。

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