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シーズン後半の戦いに備えるメルセデスAMGとフェラーリ

2015年08月19日(水)16:48 pm

今週末のF1ベルギーGP(23日決勝)で、メルセデスAMGとフェラーリによる今季のタイトル争いが再開されることになる。

【写真】F1ベルギーGPの美女たち

今シーズン前半もメルセデスAMGがドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を大きくリードしているのは間違いない。

だが、夏休み前最後のレースとなった前戦ハンガリーGP(第10戦)ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が今季2勝目をあげたのに対し、メルセデスAMGはルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが二人ともに表彰台を逃すという結果で終えていた。

■これからもベストを尽くすとフェラーリ

フェラーリとしては当然ながら、その勢いをシーズン後半戦にもつなげていきたいところだ。だが、フェラーリも現実的な見方をしており、そう簡単にメルセデスAMGとの差が縮まるとは考えていないようだ。

スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPを迎えるにあたり、フェラーリの広報担当者であるアルベルト・アントニーニは次のように語った。

「我々はハンガリーで勝利を収めたからといって、次のレースへの取り組み方を変えることはない。我々はシルバーストン(第9戦)以降、危機的状況にあったとは思っていなかったし、今は素晴らしい状況にあるとも考えていない」

「我々には非常に強力なライバルがいることは分かっているし、これからも地に足を着けていかないとならない。だが、我々は常に最善を尽くしていく」

■アクセルを緩める余裕などないとメルセデスAMG

もちろん、昨年のチャンピオンチームであるメルセデスAMGにも油断はない。ビジネス担当エグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフは、次のように語った。

「10レースが終わり、残りは9レースだ。我々は昨年のこの段階よりも合計で多くのポイントを稼いでシーズン後半戦に入ることになる。だが、実際にはライバルたちとの差はもっと小さいと見るべきだ」

「絶えずアクセルを緩めるわけにはいかないし、ハンガリーGPでは、ミスをしてしまえば我々のライバルたちがそのチャンスを両手でつかんでしまうことが示されてしまった」

そう述べたヴォルフは、次のように締めくくっている。

「この戦いには、まだ勝つチャンスも負けるチャンスもたくさん残されているし、我々としてもトップにとどまるためにたゆみない努力を続ける必要がある」

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