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フェラーリは脅威となりうるとメルセデスAMG

2015年08月14日(金)17:04 pm

今季もメルセデスAMGが圧倒的な強さを誇っているのは間違いない。だが、来週末のF1ベルギーGP(23日決勝)からスタートするシーズン後半に向けて、メルセデスAMGが不安を抱えているのも事実だ。

【写真】F1ベルギーGPの美女たち

第9戦イギリスGP、そして夏休みに入る直前に行われた第10戦ハンガリーGPでは連続でスタートに失敗していたメルセデスAMG。しかもハンガリーでは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に今季2勝目を許すとともに、昨年以降初めて2台ともに表彰台を逃すという結果に終わっている。

そして、ベルギーGPからは、レースのスタート時にドライバーに対して技術的な助言を行うことが禁止されることになっている。これは、メルセデスAMGにとっては大きなプレッシャーとなりそうだ。

■スタートに関するルール変更には対応できる

だが、このルール変更が不利に働くのではないかと質問されたメルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)は『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように答えている。

「いや、我々のチームはレギュレーションの変更にも素早く対応できるからね」

「全体的には、私は今回の決定には賛成なんだ。スタートをドライバーの力量に委ねるべきだという意味でね」

だが、ヴォルフも、フェラーリが背後から迫ってきているプレッシャーは感じていると次のように続けた。

「今年、我々がタイトルを失う可能性は低いと思っている。だが、そうなる可能性が全くないとは考えていないし、地に足をつけて頑張り続けなければならないと思っているよ」

■遅くともイタリアGPでは改良エンジンを投入

ヴォルフは、そのためには、シーズン中のエンジン開発に向けて「トークン」(開発引換券のようなもの)を使うことも考えていくことになると次のように語った。

「来週には決定することになるだろう。ベンチテストの結果や、信頼性について検討した上でね」

13日(木)にそう語ったヴォルフは、改良エンジンの投入時期について、次のように付け加えた。

「もしベルギーで使わなければ、そのときはモンツァ(第12戦イタリアGP/9月6日決勝)になるだろうね」

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