休暇中に強盗事件に巻き込まれたジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)だが、来週末に開催されるF1ベルギーGP(23日決勝)には何の影響もないとマネジャーが主張した。
先週、南フランスのサントロペで妻の道端ジェシカや友人たちと休暇を楽しんでいたバトンだが、宿泊していた貸別荘に盗賊が押し入り、多額の金品が強奪されていた。
その報道によれば、バトンは犯人たちが別荘に侵入する際に、空調設備のダクトを通じて建物内に麻酔ガスをしていたと「確信している」と伝えられていた。だが、その後、現地の警察では「麻酔ガス説」には懐疑的な見方を示していると報じられている。
サントロペ警察の広報担当官は、ドイツの『Bild(ビルト)』に次のように語っている。
「バトン氏の関係者が、彼は翌日気分が悪いと訴えていたと証言していた」
「我々は血液のサンプルを採取しており、それを分析することになる」
だが、その後すでにバトンの体調も回復し、来週末のベルギーGPに向けたトレーニングも再開されているようだ。
ランニングやサイクリング時に用いられるGPS(人工衛星による測位システム)アプリは、2009年のF1チャンピオンであるバトンが、その事件後にすでに10kmに及ぶランニングと、自転車で100kmを優に超える距離を走破したことを示しているという。
バトンのマネジャーを務めるリチャード・ゴッダードは次のように語った。
「スパでの次戦に向けたジェンソンの準備には影響はないよ」