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ハースF1、ドライバー候補は3名に

2015年08月04日(火)20:14 pm

エステバン・グティエレスが、2016年には再びF1のグリッドに並ぶことができる「チャンスがある」と認めた。

昨年までザウバーのドライバーを務めていたグティエレスだが、今季は名門フェラーリの控えドライバーとなっている。

そして、2016年にフェラーリとの強固な関係のもとでF1参戦を開始するアメリカのハースF1では、来季のドライバー候補としてグティエレス、そして同じくフェラーリのテストドライバーを務めるジャン-エリック・ベルニュ、そして今年有名なル・マン24時間レースに初挑戦し初優勝を飾ったニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の名前を挙げている。

ハースF1のオーナーであるジーン・ハースは、先週次のように語っていた。

「そのうちの2人はフェラーリの控えドライバーだから、間違いなく可能性はあるよ」

実際のところ、グティエレスは控えドライバーとして、フェラーリの公式テストで走行を担当するなど、今季型車SF15-Tでの経験も積んでいる。一方、昨年までトロロッソのドライバーを務めていたベルニュは、テスト兼開発担当ドライバーとして、主にシミュレーターワークに取り組んできている。

さらに、グティエレスは、今年F1カレンダーに復帰したメキシコGP(第17戦/11月1日決勝)では、金曜フリー走行1回目を担当するのではないかともうわさされている。

グティエレスはメキシコGPでのフリー走行出走の可能性について、『AP通信』に次のように語った。

「フェラーリは僕にチャンスを与えたいと考えているんだ。そうなれば素晴らしいだろうけど、でもいろんなことがかかわってくるからまだ分からないな」

「マウリツィオ・アリバベーネ(フェラーリ/チーム代表)は、選手権がその時点でどういう展開となっているかによるだろうって言っていたよ」

だが、グティエレスにとっては、メキシコGPの金曜フリー走行に出走することより、F1ドライバーとしてシートを獲得することのほうがもっと重要なことだろう。

2016年にシートを獲得できる見込みについて質問を受けたグティエレスは、次のように答えた。

「もちろん、またシートを獲得することができれば素晴らしいだろうね」

「僕は今サードドライバーという位置にいるけれど、これには目的や展望があってのことなんだ。もちろん、僕はすでに手に入れていたシートを手放すというリスクをとった。それによって再びシートを獲得できなくなる可能性もある」

8月5日(水)に24歳の誕生日を迎えるグティエレスは、次のように付け加えた。

「でも、今はフェラーリとともに非常にいいプロジェクトに参加できていると思っているし、それを最大限に利用しようとしてきたよ。ここにいることでチャンスも開けてきたし、来季に向けてそれを生かしていきたいと思っている」

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