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ビアンキの死後「一番のセラピーはレースすること」

2015年07月24日(金)20:38 pm

亡くなったジュール・ビアンキへの思いを胸に秘め、ドライバーたちはF1ハンガリーGP(26日決勝)に臨んでいる。

ビアンキは、昨年のF1日本GPで負った負傷が元で17日(金)に亡くなった。故郷ニースで21日(火)に葬儀が行われ、多くのドライバーやF1関係者が出席した。

ハンガリーGPでは、ヘルメットにビアンキへのメッセージを記したステッカーを貼って臨むドライバーが多い。

葬儀に出席した21歳のダニール・クビアト(レッドブル)は、ハンガリーGPを前に次のように語った。ロシアの『Championat』が伝えている。

「こういう状況下では、できるだけ早くレースするのが一番のような気がする。ここ数日はすごく辛かったから」

「ドライバーにとって一番のセラピーはレースすることだ。逃避することができる。でも、もちろん起きたことは決して忘れない。ジュールは常に僕たちと共にある」

やはり葬儀に出席していたバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)も、レースに気持ちを向けているとフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』が伝えている。

「僕にとって一番いいのは、バイザーを下ろしてクルマに座っているときだ」とボッタス。

「そうすれば、ドライビングのこと以外は一切考えない」

元F1ドライバーでドイツの『Sky(スカイ)』で解説を務めるマルク・スレールも、ドライバーの心理を次のように話す。

「残念ながら、私の時代には死も多かった」

「だが、いったんクルマに乗り込めば、すぐにそれを脇へ押しやって仕事に集中できるものだ」

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