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254Gもの衝撃を受けていたビアンキ。遺灰は地中海に

2015年07月23日(木)18:47 pm

昨年のF1日本GP決勝でコース脇の作業車に激突したジュール・ビアンキ(当時マルシャ)が、その後9か月にわたるこん睡状態を経て先週の金曜日(17日)に25歳でこの世を去った。

そして、ビアンキを最終的に死に至らしめた鈴鹿の事故では、ビアンキの頭部に想像を絶する衝撃が加わっていたことが明らかとなった。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』がその最新号において、鈴鹿の事故に関するデータを掲載している。それは当初機密扱いとされていたものだという。

それによれば、時速126kmで作業車の下部に潜り込むように激突した際に、ビアンキの頭部はなんと254Gもの衝撃を受けていたという。

この報道を取り上げた『Bild(ビルト)』では、その事故の際、ビアンキのヘルメットにはおよそ1,400kgもの圧力がかかっていたのに等しいと指摘し、FIA(国際自動車連盟)の学術機関であるFIAインスティチュートの技術アドバイザーを務めるアンディ・メラーの次のようなコメントを紹介している。

「それは、クルマを48mの高さから地面に落としたようなものだ」

『Bild(ビルト)』は、ビアンキの遺体は故人の希望によって火葬にふされ、遺灰はフランス沿岸で地中海にまかれたと付け加えている。

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