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ロベルト・メリー、ビアンキの思い出を語る

2015年07月22日(水)17:45 pm

先週、昨年の日本GP決勝でのクラッシュ以降9か月にわたってこん睡状態が続いていたジュール・ビアンキの死亡が伝えられた。

昨年ビアンキが所属していたマルシャは、日本GPの次に行われたロシアGP後に経営破たんに陥っていた。だが、ビアンキがモナコで獲得していた2ポイントのおかげで多額の賞金を獲得する権利を有していたことから、今季もマノー・マルシャとして参戦が可能となっていた。

そのマルシャに関しては、2012年にテスト走行中にクラッシュして右目を失う大けがを負っていた女性ドライバーのマリア・デ・ビロタが翌2013年に他界するという悲しい出来事があったことも記憶に新しい。

今季マノー・マルシャのドライバーを務めるロベルト・メリーは、ビアンキの葬儀に参列するために訪れていたフランスのニースで母国スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。

「彼ら(マノー・マルシャ)のせいなんかじゃないよ。彼らは素晴らしいチームだけど、今回もマリアのときも運が悪かっただけなんだ」

「チーム代表のジョン・ブースは本当に気の毒だ。彼は素晴らしいマネジャーだよ。F1でも最高レベルのね」

そう語った24歳のメリーは、同世代のビアンキについて次のように語った。

「僕から見れば、ビアンキは僕らの世代では最も完成されていたと思う」

「2002年に、スペインのヴェンドレルで行われたカートレースに出場するために彼がやってきたときのことを覚えているよ。彼はサーキットのことは知らなかったんだ。それはあの年代では大事なことなんだけどね。だけど彼はすぐに、まるで弾丸みたいな走りを見せていたよ」

「2009年には、彼はすごくいいクルマを得てF3ユーロシリーズでチャンピオンになった。だけど、彼はみんなとクラッシュを起こしていたよ。その中にはボッタス(バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ)やリカルド(ダニエル・リカルド/レッドブル)もいたね」とメリーは付け加えた。

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