「当然F1タイトルを狙っていく」とロズベルグ
ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）が、今季のF1タイトル獲得を目指してチームメートのルイス・ハミルトンを追い詰めていくことができると主張した。
昨年も厳しい戦いを繰り広げたメルセデスAMGの2人だが、最終戦で自身2回目のタイトルを手中に収めたハミルトンが、ますますその自信を強めてきているのは確かだ。
■17ポイント差でシリーズ前半最終戦に
今季も現時点ではハミルトンが優勢に立っているのは明らかだが、ロズベルグも17ポイント差で食らいついている。仮にロズベルグが優勝し、万一ハミルトンがノーポイントに終われば一気に逆転が可能な点差だ。
スペインの『Diario AS（ディアリオAS）』から、2015年にF1タイトルを獲得できると思うかと質問されたロズベルグは、次のように答えた。
「当然だよ。ルイスとの戦いを本当に楽しんでいるし、僕には勝つだけの力があると確信しているんだ。だから、自分自身を信じ続けていくよ」
■復調のきっかけなどはないとロズベルグ
今シーズン序盤は、ハミルトンに大きく差をつけられていたロズベルグだが、最近では調子を取り戻してきている。何がその変化のきっかけだったのかとの質問に対し「何もないよ」と答えたロズベルグは、さらに次のように続けた。
「あれは単にそういう段階だっただけさ。僕の取り組み方には何も変化はないよ」
さらに、技術的なことか、あるいは心理的な面で変わったことはないのかと質問を続けられたロズベルグは、「いや、本当にそうは思っていないよ」と主張し、次のように続けた。
「カジノへ行ってブラックジャックで遊ぶようなものさ。7回連続で勝つこともあれば、それとは逆の結果になることもあるんだ」
■自分がうまくやりさえすれば勝てる
今季ここまで、勝利数はハミルトンの5勝に対してロズベルグの3勝となっている。だが、予選に目を向けると、ハミルトンが9戦中8回ポールポジションを取っているのに対し、ロズベルグはわずかに1回だ。これを見れば、予選での速さという点ではハミルトンのほうに軍配が上がるのは間違いない。
「彼がすごく強いのは間違いない」
そう認めたロズベルグだが、次のように続けた。
「だけど、それはコンマ何秒の話さ。それに、いずれにしても決勝レースで強いほうがいいに決まっているしね」
今後迎えるサーキットの中で、どこが自分のほうがハミルトンよりも強いと思うかと尋ねられたロズベルグは、次のように答えた。
「僕たちはすごく接戦を繰り広げてきているし、どのサーキットにおいても僕が勝つチャンスはある」
「たとえどこであろうと、僕がうまくやりさえすれば、彼を負かすチャンスがあることは分かっているんだ」
