どうやら、2017年からのF1タイヤサプライヤー決定に向けた戦いも厳しいものとなりそうだ。
2017年から2019年に至る3年間について、2011年から単独サプライヤーを務めているイタリアのピレリとともに、フランスのミシュランがF1復帰を目指して入札に参加することになっている。
F1関係者の中には、チーム側があまり望んでいない18インチサイズホイールへの変更を推し進めようとしているミシュランに対して疑問を抱いている者も少なくない。
だが、入札参加申請を受理したF1統括団体のFIA(国際自動車連盟)では、ミシュランが2017年から2019年までの契約を締結するにふさわしい技術を擁するとの認定を行ったものと考えられている。
もちろん、ピレリも2017年以降の契約締結の有力候補であることは間違いない。だが、うわさによれば、フランス出身のFIA会長ジャン・トッドは、ミシュランが入札に勝ち、F1復帰を果たすことを強く望んでいるのではないかとも言われている。
ドイツの『Bild(ビルト)』は、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーが次のように語ったと報じている。
「我々が負けるのではないかの恐れは抱いていないよ。我々は喜んで(F1に)とどまりたいと思っているし、そのために戦っている」