マクラーレン・ホンダで苦しい戦いを続けるフェルナンド・アロンソについて、同僚のドライバーが語った。
5年間在籍したフェラーリを離れてマクラーレンに移籍したのは失敗だったという声が多いが、アロンソは不満はないと語っている。
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、そうしたアロンソの態度に驚いたとスペインの『AS』紙に話す。
「あんなふうにハッピーでいられるなんて、驚いたよ。彼はいつ見てもハッピーという感じなんだ」
「立派だよね。でも、ちょっと妙な感じだ。だって、彼は常に戦ってきたのに、今はポイントさえ獲得できない状況なんだから」
アロンソについては、キャリアでまずい選択を重ねてきたという評価もあるが、同じスペイン出身のカルロス・サインツは違う考えだ。ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』が伝えている。
「2度もタイトルを獲得し、フェラーリで3回も年間2位になったんだから、まずい決断をしてきたなんて言えないと思う」とサインツ。
「いい時にいい場所にいることができないこともある、ただそれだけ。あえて言えば、不運ということだと思う」
またサインツは、アロンソが現役の中で最高のドライバーだとたたえる。
「フェルナンドなら、完ぺきな予選、完ぺきなスタート、完ぺきなオープニングラップを決めて、グランプリで1周残らずコンマ1秒以内で走るだろうと信じられる。フェルナンドからは、あらゆることを学べる。いや、学びきれないくらいだ」