フェラーリの元チーム代表であるステファノ・ドメニカリが、17日(金)に亡くなったジュール・ビアンキには将来フェラーリのシートが約束されていたと語った。
かつてフェラーリのドライバー育成アカデミーに所属していたビアンキについて、ドメニカリはイタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「ジュールは常にマラネロ(フェラーリ)で成長し、いつかはフェラーリに乗るという夢に向かっていた」
「我々が考えていたのは、マルシャの次に彼をもうひとつ別のチームで成長させ、大きなジャンプ(フェラーリ加入)のための準備をさせようというものだった。それが数年前に我々が計画していたことだ。だが、残念なことに、運命によってそのチャンスが奪われてしまった」
「非常に悲しい月日となってしまった。ジュールはフェラーリアカデミーの最初のドライバーだったし、いつもほほ笑みを浮かべ、常に前向きだった。我々は、彼には素晴らしい将来が開けると確信していたんだ」
そう語ったドメニカリは、次のように結んだ。
「彼にはもっと違う運命のほうがふさわしかったよ」