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亡くなったビアンキを悼み、マノーが声明「輝かしい才能の持ち主だった」

2015年07月18日(土)20:25 pm

ジュール・ビアンキの逝去を受け、ビアンキが所属したマルシャ(現マノー)が声明を出した。

25歳のビアンキは、昨年10月のF1日本GPでクラッシュして以来、こん睡状態が続いていたが、17日(金)にニースの病院で亡くなったことが発表された。

声明では、チーム代表のジョン・ブースが次のように述べている。

「今朝、ジュールが亡くなったことを聞き、チームを包んだ悲しみがどれほど大きなものだったかは、とても言葉で表現できない。ジュールは私たち全員の人生に消えることのない大切なものを残した。われわれがこれまで成し遂げたことは、すべて永遠に彼の功績だ。そして、これから前進する中で努力してゆくこともすべて、やはり彼と共にあり続けるだろう」

「ジュールは輝かしい才能の持ち主だった。このスポーツで偉大なことを成し遂げられたはずだ。まさに成功にふさわしいドライバーだった」

「また、一人の人間としても素晴らしい人物で、世界中の数え切れない人々の心に強い印象を残した。われわれだけでなく、そうした人々も、彼がやる気に燃えるレーサーであると同時に、非常に温かく、謙虚で、誰からも愛される人物であることに気づいたことだろう。彼はチームのガレージや日々の生活を明るく照らす存在だった」

「ジュールがF1マシンでどれほどのことができるか、世界に示す機会を提供する立場だったことに深く感謝している。彼がいかに特別なドライバーであるかは、初めてわれわれのクルマで走行した2013年のシーズン前テストの際、すぐに分かった。ジュールは自分たちのドライバー、チームメイトだと言えることを誇りに思う。そしてもちろん、われわれの友人だと言えることも」

「素晴らしいビアンキ家の皆さんの心痛を思い、お悔やみを申し上げたい。この9か月間、決して強さを失わなかった。あの家族の皆さんあってこそのジュールだった」

「最後に、昨年10月の日本での事故以来、ジュールを応援してきてくれた皆さんに感謝したい。皆さんの優しさは、家族や彼のチームにとって、本当に大きな慰めとなっている。皆さんの変わらぬ支援を支えに、これからもジュールのためにレースを続けていく」

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