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「ファンの協力が必要だ」とホッケンハイム

2015年07月17日(金)17:02 pm

本来であれば今週末に予定されていた今年のF1ドイツGPは、今年の開催地となるはずだったニュルブルクリンクが開催権料の支払いができなかったことでキャンセルされていた。

だが、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が先週発表した2016年の暫定F1カレンダーにはドイツGPの名前も記載されている。

近年、ドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムが隔年で交互開催してきており、来年はホッケンハイムが開催地となる。

「我々は2016年と2018年について開催契約を結んでいる」

ホッケンハイムの責任者ゲオルグ・ザイラーはそう語ると次のように続けた。

「それについては話し合いが行われたし、世界モータースポーツ評議会によって承認されたよ」

「我々は常に契約を守っている」

だが、ザイラーは今後もホッケンハイムが健全にF1レース開催を継続してゆくためには、2016年にはさらに多くの観客が訪れてくれることが必要だと主張している。

「来年はかなりの席を埋めることが必要だ」とドイツの『DPA通信』に語るザイラー。「そうすれば(ドイツでの)F1にも未来が開ける」

「だから、私はファンに対して、来年はレースを見に戻ってきて欲しいし、それによってホッケンハイムでの今後のF1開催を確実なものとして欲しいと言いたいんだ」

ザイラーは、2015年のドイツGPが開催されなかったことで、ドイツのF1ファンに再び母国でのF1開催に向けた気運が高まることを期待していると語り、次のように続けた。

「F1が現在の問題を認識し、変化を起こそうとしていることも分かっている」

「できることなら、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)に今年のF1タイトルを取って欲しいね。そうすれば、我々は2人の(ドイツ人)F1チャンピオンを抱えるという状況になるし、もう1人は4回タイトルを取ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルだ」

そう語ったザイラーは、「そうなったら最高なんだが」と付け加えた。

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