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バルテリ・ボッタス「今後どうなろうとウィリアムズへの感謝は忘れない」

2015年07月17日(金)15:51 pm

バルテリ・ボッタスが、自分をF1へと導いてくれたウィリアムズに対する感謝はこれからも忘れないと語った。

現在、ボッタスが今シーズンのドライバー移籍の目玉的存在であることは間違いないだろう。名門フェラーリでは、キミ・ライコネンを今年限りで放出すると見られており、その後任候補筆頭に挙げられているのがボッタスだ。

だが、ライコネンと同じフィンランド出身のボッタスは、そうしたうわさに関してF1イギリスGP(第9戦)が開催されたシルバーストンで『Sky(スカイ)』に対して次のように語っていた。

「初めて僕のフェラーリ移籍のうわさが流れたのは去年のことだったと思う。またそのうわさが復活したね」

「でも、前回そのことについて質問をされたときから、何も僕の状況は変わっていないよ。新しい情報は何もないんだ」

「どこかの時点で、どうなるかはっきりすることになるだろう。だけどまだそういうところには至っていないよ」

そのシルバーストンでは今季初めてウィリアムズが2台とも予選でフェラーリを上回り、決勝では序盤にメルセデスAMGの2台を抜き去って1-2体制を築く活躍を見せた。

終盤に降りだした雨の影響を受けて結果的にはメルセデスAMG勢とフェラーリのセバスチャン・ベッテルに表彰台を奪われてしまったものの、ここへきてウィリアムズが大きく戦闘力を高めてきているのは明らかだ。

こうした状況の中、ボッタスとしては、たとえフェラーリ行きのチャンスがあるとしても、より勝利に近いチームであるかもしれないウィリアムズのシートを捨ててまでそうするかどうかという厳しい選択を迫られることにもなりそうだ。

「このチーム(ウィリアムズ)は勝つことができると思う。それは不可能なことじゃない」

そう語ったボッタスは、次のように続けた。

「現時点ではまだ厳しい状態が続いている。メルセデスAMGの強さは圧倒的だし、フェラーリも昨年に比べると大きな躍進を遂げている。そんな中、僕たちはライバルたちに比べるとそれほどの進歩を遂げているわけではないからね」

「でも、僕たちは頑張り続けているし、できることはすべてやっている。そして現時点では前進できていると思っている。シーズンが終わるまで、まだ先は長いからね」

そう語ったボッタスは、たとえ2016年に自分がどんな色のレーシングスーツを身にまとうことになるにせよ、ウィリアムズへの感謝を忘れることはないだろうと次のように付け加えた。

「もちろんさ。僕は人生を通じてウィリアムズに感謝し続けるだろう。彼らが僕にF1でのチャンスを与えてくれたんだからね。テストドライバーからスタートし、レースドライバーに昇格させてくれた。だから、僕は永遠に感謝し続けるよ」

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