ドイツでF1中継を行っているテレビ局が、今後もF1放送を継続していきたいと考えていることが明らかとなった。
近年、F1人気が陰りを見せ、テレビ視聴者も年々減少する傾向を示していたドイツ。しかも、今年はF1ドイツGPがキャンセルされるという事態となったこともあり、このままではドイツでF1放送を行っている『RTL』や『Sky(スカイ)』もF1中継を今後も継続する意欲を失ってしまうのではないかとうわさされていた。
そして、両社ともに、現在のF1放送契約は今年で満了を迎えることになる。
だが、『Sky(スカイ)』の広報担当者は『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、「発表すべきことができれば、発表するよ」としながらも、次のように続けた。
「だが、20年を経た今もF1が素晴らしいスポーツであることは分かっているし、このパートナーシップを継続することに興味を抱いていることを秘密にするつもりはない」
さらに、F1の無料放送を行っている『RTL』も次のように語っている。
「今交渉を行っているところだし、プレッシャーなどは感じていないよ。理論的には今年の末まで交渉を続けることができるからね」
本来であればニュルブルクリンクで開催されるはずだった今年のドイツGPはキャンセルとなったものの、来年は開催契約を有しているホッケンハイムでドイツGPが復活することになる。
一時は来年の開催をも危ぶむ声も上がっていたが、ドイツの自動車メーカーであるメルセデスのワークスチームを率いるトト・ヴォルフ(メルセデスAMG/ビジネス担当エグゼクティブディレクター)は『Independent(インデペンデント)』に次のように語った。
「我々は、来年はドイツに来るよ」
「レースは100%開催される。予算はある。これは事実だ」