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「ドライバー補助禁止」でF1が面白くなるとは思えないとグロージャン

2015年07月14日(火)19:00 pm

F1は、今季の第11戦ベルギーGP(8月23日決勝)から、F1の魅力アップ戦略の一環として、ドライバーに対してチームが無線で連絡することができる内容を大きく制限することになった。

だが、ロータスのロマン・グロージャンは、それによってF1のショーとしての面白みが増すとは思えないようだ。

近年の人気低下傾向を受け、F1のイメージアップを図るために、2016年、そして2017年に向けていくつかのルール変更や改善策の導入が検討されている。その第一弾ともなるのが、スパ・フランコルシャンで開催されるベルギーGPから施行される「ドライバー補助」の禁止だ。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、すでに統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、その詳細を各チームに伝えており、今後はレースのスタートに向けてフォーメーションラップ中にドライバーに対してクラッチセッティングの情報を伝えることなどにも新たに制限が課されることになると報じている。

「その目的は、スタート手順に関して、ドライバー自身が前責任を負うようにするためだ」とその記事には記されている。

だが、グロージャンは、ベルギーGPから導入されるこうした手順によって、F1がこれまでと大きく変わるとは思えないと『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「スタートに際しては、確実に行わなければならない特定の手順があるし、基本的にはそれは変わらないよ」

グロージャンによれば、新しいルールが導入されても、それによってスタートの合図であるレッドシグナルが消えたときに「順位が大きく変わるようなことはないだろう」という。

「同じように無線にも制限が加えられるけれど、僕たちはすぐにそれに慣れると思う。それがショーの改善にどれほどつながるのか、僕にはよく分からないよ」とグロージャンは付け加えた。

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