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ジェンソン・バトン、F1に「危険」を求める声に理解

2015年07月10日(金)20:30 pm

最近、F1人気を復活させるためには、もっと「危険」な要素も必要だとの意見がメディアをにぎわせていたが、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンもこれに関しては理解できると語っている。

少し前に、人気低迷が叫ばれる現在のF1において、もう一度ファンの想像力を刺激し、人気を呼び戻すには何が必要だと思うかと質問を受けた伝説的元F1ドライバーのニキ・ラウダやフェラーリのキミ・ライコネンは、「危険」という語を用いて自分の考えを述べていた。

現役ドライバーでは最多のF1出走数を誇る35歳のバトンは、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』からこれに関する質問を受けると、次のように答えた。

「僕自身は“危険”という単語を使うつもりはないよ」

「僕としては、それは適切な表現ではないと思っているからね。だけど、僕も彼らが何を言わんとしていたのかは理解ができるよ」

「例えば、サーキットの安全性を低めるようなことは誰も望んでいないはずだ。だけど、F1カーはもっと運転が難しいものであるべきだし、もっとコーナースピードも高いほうが好ましいと思う」

V10エンジンやV8エンジン時代も経験してきたF1キャリア16年目を迎えるバトンは、現在のF1に対して多くの批判があるのは当たり前だと考えている。

「F1の観客は、ほかのどのスポーツよりも多い。だから常に批判もつきものだ」

そう語ったバトンは、次のように付け加えた。

「だからと言って、僕たちに改善ができないわけじゃない。少なくとも、現在実際にレースに参加している者たちがすべてに満足できていると感じられるようであれば、ファンだって満足すると思うんだ」

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