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ヒュルケンベルグにはいい風が吹いているとフィットネスコーチ

有名なル・マン24時間レースで優勝したことにより、ニコ・ヒュルケンベルグ（フォース・インディア）に新たな命が吹きこまれたようだ。

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そう語ったのは、ヒュルケンベルグのフィットネストレーナーを務めるミカ・サルミネンだ。

サルミネンは、今季ポルシェからル・マン24時間に初参戦し、見事初優勝を飾ったヒュルケンベルグに関して母国フィンランドの『Turun Sanomat（トゥルン・サノマット）』に次のように語った。

「彼がル・マンでの勝利以後、自信を強めたのが本当によく分かる。現時点では、ひとつの成功が次へとつながっているんだ」

「なんだか、すべてが彼に有利に運んでいるようにさえ見えるよ」

これまでトップチームに所属したことはないものの、ヒュルケンベルグの実力は間違いなく現在のF1ドライバーの中ではトップクラスだと見ている者も少なくない。

そして、そのヒュルケンベルグには、苦戦が続くキミ・ライコネンに代わって2016年にはフェラーリのシートを獲得するのではないかといううわさまでささやかれるようになっている。

ヒュルケンベルグの「パフォーマンスコーチ」という肩書を持つサルミネンは、次のように続けた。

「ニコはキャリアアップのために本当に懸命に取り組んできた。今回は彼にとって本当に重要な時期になるかもしれない」

「カナダ（第7戦）でもすでにうまくいっていたけれど、その後ル・マンがあった。そして今回のシルバーストンでも新しいクルマがすぐにうまく機能していたよ」

今季は開幕戦ではポイントを獲得していたヒュルケンベルグだが、その後第2戦から第6戦のモナコGPまでは5戦連続でノーポイントに終わっていた。だが、6月以降の3レースではすべてポイントを獲得してみせている。