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ベッテル、ウェバーの暴露本は「全然気にしない」

2015年07月04日(土)22:14 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、レッドブル時代のチームメートであるマーク・ウェバーが出版した暴露本について「全然気にしない」と話している。

■ベッテルは「ごう慢」とウェバー

ウェバーは、最近出版された自伝『Aussie Grit(オージー・グリット)』の中で、ベッテルについて「ごう慢」と述べ、いわゆる「マルチ21」事件のあとで、ベッテルが弁護士を関与させていたことを暴露している。

2013年のF1マレーシアGPで、チームは「マルチ21」という暗号を使ってベッテルに対しウェバーを抜かないよう指示したが、ベッテルはこれを無視してウェバーを追い抜き、優勝した。

そのレース後に、ウェバーのマネージャーで個人的なパートナーでもあるアン・ニールが、チームオーダーを無視した罰を与えないのかとレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーを問いただしたという。

「彼(ホーナー)は、マレーシアのレースの数日後にセブの弁護士から2枚にわたる書簡が届いたと認めた。そこには、“理不尽な指示を与えるチームオーダー”を出したことは、契約違反にあたると書かれていた」と本にはある。

さらにウェバーは、ベッテルについてこう批判している。

「自分が正々堂々とやったら、歯を食いしばって受け止めるべきだというのが自分の考え方だ。だがセブはごう慢なために、なぜ物事がうまくいかなかったのか理解できず、チームが対処することを望むのではなくてチームに対して八つ当たりをしたんだ」

■「全然気にしない」とベッテル

これについて聞かれたベッテルは、ドイツの『Bild(ビルト)』紙にこう答えている。

「マークが僕について何を言いたいとしても、全然気にしないよ」

「誰でも自分の考えを持つ権利はあるからね」

また、F1最高責任者のバーニー・エクレストンから、F1チャンピオンとしての貢献が足りないと批判されたことについて、イギリスの『Daily Mail(デイリー・メール)』紙のインタビューで聞かれると、ベッテルは冗談交じりにこう答えた。

「悲しいことに、僕はセナやプロスト、ピケ、ラウダとは違う時代にいる。彼らはそんなくだらないことを聞かずに済んだ」

「もし彼らにこうすべきだなんて説教したら、“うせやがれ”って言われただろうね。僕はバックギャモンをやるのをやめたんだ。バーニーがああいうことを言ったのは、そのせいかもしれないね」

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