今週末のF1第9戦イギリスGPは、水も漏らさぬほどの警戒ぶりだ。
先週、アフリカ・チュニジアで発生した無差別テロで犠牲になった38名のうち、イギリス人は実に30名を数えた。そのためシルバーストンでは、警戒レベルが上がっているのだ。
しかも今年は、ロンドン同時爆破事件から10年の節目にあたる。
イギリス『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙の記事によると、サーキットでは捜索犬が嗅ぎまわっているほか、防犯チェックも強化。目下、イギリスが「厳重な」警戒態勢に置かれているだけに仕方のないところか。
さらにイギリス『The Mirror(ミラー)』紙によると、いざという時に備えて警察の特殊部隊が待機しているという。
「大規模なスポーツイベントであるために、われわれも警戒レベルを上げた」とは、サーキット広報の弁だ。
「ノーサンプトンシャー州の警察に危険度を見てもらった。防犯体制は、その査定に基づくものだ」