無線によるドライバーへの「指導」が問題視されているが、それは昔からあったとフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が語った。
F1ドライバーは「ヒーロー」であるべきで、チームから指導を受けているような印象をファンに与えることは望ましくないとして、無線交信を制限すべきだという意見もある。
だがマッサは、こうした指示は何年も前から行われており、最近になってテレビで放送されるようになったに過ぎないとブラジルの『UOL Esporte(UOLエスポルチ)』に話した。
「(放送で)何も流れなかった頃も、まったく同じだったよ」
「ドライバーが尋ねることや、チームがドライバーと一緒に働くやり方も、あまり変わっていない」
「去年からテクノロジーに関する情報は増えたけれど、それ以外は何も変わらないよ」
「その(チームから与えられる情報)おかげで楽になったと言うけれど、唯一変わったのは、何が起きているのかについて、外にいる人たちがより多くの情報を得られるようになったという点だけだ」
マッサは例として、F1第7戦カナダGPでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がチームから燃料セーブを求められて拒んだ場面を挙げた。
「ああいうことは以前もあったよ」とマッサ。
「ただ、(放送で)流れなかっただけだ」