マノー・マルシャの控えドライバー、ファビオ・ライマーは、F1第9戦イギリスGP(7/3-5)金曜フリー走行出場を祈るように待っている。
ライマーは26歳のスイス人で2013年GP2王者。第7戦カナダGPに先立ってマノー・マルシャと契約、F1初走行を願って第8戦オーストリアGPにやってきた。
だが、結局はF1参戦に必要なスーパーライセンスの手続きでFIA(国際自動車連盟)の審査を受けるにとどまった。
ライマーはドイツ『Bild(ビルト)』紙に、次のように述べている。「彼ら(FIA)は40分にわたって僕のデータに目を通し、記憶テストと身体機能のチェックを行なったよ」
20日(金)の初走行を願っていたライマーだが、彼のマネージャーがカナダGPで語ったとおり、FP1(フリー走行1回目)出走はスポンサーから十分に資金を集められるかどうかにかかっていた。
オーストリアGPがダメでも、同レースから一日をはさんでレッドブルリンクで行われるF1合同テストに参加する可能性もあった。しかしライマーから金が入らなければ、マノー・マルシャはテスト自体に出ない。
「残念ながら、ここ(レッドブルリンク)では走れない」とライマー。「何とかシルバーストンにはと思っている。でも今のところ、待つしか手はないね」