レッドブルリンクで開催中のF1オーストリアGP2日目、予選を終えて、エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ)は次のようにコメントした。
■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシング・ディレクター)「報われないレースも前向きに」
「両ドライバーともペナルティを前提に予選に臨むのは予め分かっていたことだが、やはり前を向くのは簡単ではない。2人合わせて50グリッド降格とは」
「だがマクラーレン・ホンダはチームとして一致団結している。おかげで、強い心が呼び覚まされる」
「明日はグリッドの最後尾からレースをスタートする。さらに、ドライブスルーとストップゴーのペナルティも決まっている。ますますレースは不利になるが、探しにくいだけで、今日は明るい材料も見つかった」
「例えば、空力のアップグレードで性能面の進歩があった。いずれ順位の上昇と、それに伴う世界選手権のポイント獲りに結びつくんじゃないかと期待している。だが当然ながら、明日には叶わない願いだ」
「いずれにしろ、明日はフェルナンドもジェンソンも、いつもと変わらず全力で戦ってくれるだろう。どんなにがんばっても、午後の終わりにポイントとなって報われることはなさそうだ。それは致し方ないが、だからこそ彼らの努力には頭が下がる思いだ」