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完成まで道半ば、改良型フォース・インディア

2015年06月20日(土)23:19 pm

Bタイプの改良型マシン完成が待たれるフォース・インディア。彼らは今週末、半分のパーツしかオーストリアに持ち込めていない。

ニコ・ヒュルケンベルグもセルジオ・ペレスも、今は競争力に劣る「旧タイプ」に頼らざるをえない状況だ。

決勝後、2台のうち1台に予定の半分だけでも新パーツを組み込んで、23日(火)にレッドブルリンクで始まる合同テストに備えるつもりだ。

「(Bタイプは)シルバーストンで手に入る予定だ」と18日(木)の時点で語っていたペレス。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、Bタイプが完成するにはあと7日の作業時間がフォース・インディアに必要だという。F1第9戦イギリスGP(7/3-5)に、何とかギリギリ間に合う計算ではある。

同誌は、オーストリアの合同テストで試すのは新しいショートノーズとフロントウィングだとしている。

チームのある技術者は次のように話す。「開発の方向性を確かめるにはそれで十分だろう」

逆に未完成のパーツは、ディフューザー、エンジンカバー、そしてリアウィングだ。

「Bタイプを完全型でテストできたら、確かに理想的ではあった」と同じ技術者。「これでイギリスGPは、戦いながらテストを行うことになったわけだ」

シルバーストンから目と鼻の先に本拠地を構えるフォース・インディア。2015年は大きく出遅れてしまったが、これでライバルと同じ土俵に立てるとしてチームの期待値は高い。さらにチームマネージャーのアンディ・スティーヴンソンによると彼らは、スパ・フランコルシャンのベルギーGP(8/21-23)を目指して、さらに「大幅なアップデート」を準備しているという。

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