フェラーリからエンジン供給のオファーを受けたとレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが認めた。
レッドブルとフェラーリがエンジン供給について交渉しているとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』が報じたが、レッドブル総帥のディートリッヒ・マテシッツはルノーと2016年までの契約があると主張していた。
だが、「カナダでセルジオ・マルキオンネ(フェラーリ会長)からオファーを受けたのは本当だ」とマルコがオーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に明かした。
ルノーエンジンはトラブル続きで、レッドブルは母国グランプリであるF1オーストリアGP(21日決勝)で、規定数を超えるエンジン使用による10グリッド降格ペナルティーを受けなければならない。
ペナルティーについてマルコは「われわれだって望んではいない。だがそうせざるを得ないんだ」と怒りをあらわにしている。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、「彼ら(ルノー)もわれわれと同じくらいイライラがたまっている」とオーストリアの『Laola1』に語っている。
フェラーリエンジン搭載について聞かれると、レッドブルは「常に選択肢を複数持っている」と前置きしつつ、「現時点では、ない」とホーナーは答えた。
「問題解決に向けてルノーと共に全力を注いでいる。われわれが集中しているのはそのことだ」