マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、レッドブルリンクで行われるF1第8戦オーストリアGP(21日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ジェンソン・バトン「全セッションで前進を期す」
「僕らはこの数日でモントリオールから立ち直り、すでに次の挑戦に向けて前を見据えている。最終的に僕らチームは、日曜日の午後にどこでフィニッシュしたかで判断される。舞台裏やフリー走行、予選といったレースに至る過程で遂げた前進など見向きもされない。厳しいレースの後に明るい材料を探すのは、時に難しいものだ」
「だが、僕らがどれだけ前進したか忘れてもらっては困る。懸命な努力の末に2台がリタイアしたのは望んで得た結果でも何でもないが、僕らは、現時点の進化、これまでに遂げた進歩に集中している。チーム内には今も固い信念がみなぎっている。ウォーキングでも栃木県さくら市でも、あらゆる面において開発を進めるべくプッシュし続けている」
「昨年のオーストリアGPは大きな成功に終わった。僕らドライバーのうち何人かは、2003年以前の旧サーキットを走った経験がある。『ちょっとした伝統のコース』と思ってもらって間違いない。サーキットの形状はさほど複雑ではないが、走ってみると楽しいんだ。計算上、僕らのマシン特性と合わないところが玉にキズだけれど、少しでもいいレースが楽しめたら嬉しい。それに、全セッションでより前進したいところだ」