「ホームレースを楽しみたい」レッドブル／F1オーストリアGPプレビュー
レッドブルのダニエル・リカルドとダニール・クビアトが、レッドブルリンクで行われるF1第8戦オーストリアGP（21日決勝）に向けて意気込みを語った。
■ダニエル・リカルド「僕たちには有利ではないだろう」
「僕たちにとってはあまり有利ではないだろうね。でも、いいサーキットだよ。短くて、あまりコーナー数も多くない。でもいくつか高速のコーナーもあるしミスしてしまう可能性も高いんだ。高速だし、激しい戦いとなることも多い。（昨年は）このすごいサーキットと大格闘した末にゴールできたよ」
「上り坂の頂上にあるターン1はかなりいいね。きついコーナーのように見えるけれど、実際にはそうでもないんだ。かなり速いし、3速でうまく立ち上がっていくことができる。ターン2も面白いよ。坂をずっと登り詰めたところで、右にかなりきつくターンするんだ。上り坂だし、オフキャンバー（逆バンク状態）になる。最後から2番目のコーナーもそうだね。あそこも速いよ。流れるように走ることができるんだ。2つきついコーナーがあるけれど、あとは速いよ。3速以上で回れるからね」
「すごくにぎやかになるよ。みんなサーキットの周りでキャンプしているし、まるでお祭りみたいな雰囲気さ。誰もが山々に囲まれた中で、太陽の下で腰を下ろし、ビールを飲み、音楽を流しているんだ。僕もそこに加わりたいくらいさ。もちろん大勢のファンが訪れてイベントを盛り上げてくれる。レッドブルのためだけじゃなくてすべてのチームのためにね。ドライバーパレードのときにそれがよく分かるよ。1年のうちでもものすごく華やかだよ」
■ダニール・クビアト「最高レベルのサーキット」
「昨年はこのサーキットを本当に楽しめたよ。本当にいいサーキットだよ。以前ジュニアシリーズで戦ったことがあったから、サーキットのことはよく知っていたんだ。だからすごく楽しみにしていたよ」
「僕は、フォーミュラ・ルノーとF3のときにここでレースをしたことがある。運転するのがすごく楽しいサーキットだよ。1年の中でも最高レベルだと思うね。速くて、流れもいいし、本当に気を抜くことができないんだ。いいサーキットだし、僕にとってはいい思い出もあるからね」
「去年はトロロッソだったから、レッドブルのドライバーに比べれば、メディアからのプレッシャーもあまり大きくはなかった。だからけっこう気楽だったんだ。でも、いい雰囲気に包まれるし、チームのホームレースだから重要なレースになる。だからといってその影響はあまりないと思うよ。レースに臨むだけだし、可能な限り週末を楽しみたいと思う」
「去年は、サーキットから45分ほどのところにある小さな村に宿を取っていたんだけど、すごくいい感じだった。すごく静かで、落ち着いたところだったんだ。たどり着くには簡単なところではないけどね！ 今年はもう少しサーキットに近いところに落ち着くことになると思う。サーキットに行くのには少し便利になると思うよ」
