ウィリアムズが、来週末のF1オーストリアGP(21日決勝)では強さを発揮できるだろうと期待している。
ストレートが短く、曲がりくねったモンテカルロ市街地コースで行われたモナコGP(第6戦)では苦戦を強いられ、今季ここまでで唯一ノーポイントに終わったウィリアムズ。だが、先週末のカナダGP(第7戦)では再び強さを取り戻し、フェラーリのトラブルやミスに助けられた部分はあったものの、バルテリ・ボッタス今季初めて3位表彰台に上っていた。
そのウィリアムズでは、オーストリアにはさらに改良パーツを持ち込むことにしている。
「あのサーキットは僕たちに合っているはずだからね」
昨年、レッドブルリンクで行われたオーストリアGPでF1キャリアを通じて初めての表彰台に上ったボッタスは次のように続けた。
「初めての表彰台のことは決して忘れないよ。今度は初優勝を狙いたいと思っている。今年は難しいだろうということは分かっているけれどね」
今季もここまでメルセデスAMGが圧倒的な強さを示し、ここまでの7レースで6勝をあげている。そして、現時点でその直接的なライバルとなっているフェラーリの存在も忘れるわけにはいかない。
だが、ボッタスのチームメートであり、昨年はメルセデスAMGのドライバー以外では唯一のポールポジションをオーストリアで獲得したフェリペ・マッサも、来週末には自分たちが強さを発揮できるはずだと信じている。
「あそこはエンジンの効率性が重要なサーキットなんだ。そして空気抵抗の小さいクルマのほうが有利だ。その部分については僕たちのクルマも最高レベルにあるからね」とマッサ。
昨年のオーストリアでは、そのマッサと並んで最前列から決勝をスタートしていたボッタスも次のように付け加えた。
「今年のオーストリアでも、またこういう結果を残したいと思っているよ」