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ル・マンは本当の男のレースだとヒュルケンベルグ

2015年06月12日(金)17:22 pm

今週末、世界でも屈指の伝統レースであるル・マン24時間レースが開催される。

今年で83回目を迎えるル・マン24時間レースの決勝を3番手という好位置からスタートすることになったポルシェ19号車のステアリングを握るドライバーの1人は、F1とかけもちでこのレースに出走することになったニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)だ。

■WECのクルマは本当に攻めていける

ヒュルケンベルグは、ブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。

「ここで走るのは本当にすごいんだ」

「古いサーキットだし、本当の男のためのレースだ」

ル・マン市郊外に設けられた13km以上の全長を持つサルト・サーキットについてそう語ったヒュルケンベルグは、次のように付け加えた。

「本当に気が抜けないんだよ!」

さらに、普段参戦しているF1と、ル・マン24時間を含むWEC(世界耐久選手権)の違いについて質問されたヒュルケンベルグは、「違うけれど、慣れるのはそれほど難しくないよ」と答えると、次のように続けた。

「“耐久”という言葉が付いているから、クルマやタイヤをいたわることが一番重要だと思われがちなんだ。だけど、僕はすぐにそれは間違いだということが分かったよ。タイヤはすごく一貫性があるから、本当に攻めることができるんだ」

27歳となるヒュルケンベルグは、今回ポルシェからル・マン参戦を行うにあたって、2013年までレッドブルに所属し、昨年からポルシェの一員としてWECに参戦しているマーク・ウェバーからだいぶ助けてもらったと認めている。

■F1は2000年代中盤が最高だったとウェバー

率直な物言いをすることで知られるウェバーだが、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に対し、ここ数年のF1の動きについて次のように語っている。

「(F1の)ルールが変わり、ピレリ(F1タイヤサプライヤー)に変わってからは、Gフォースが急激に減ってしまったよ」

「突然、ドライバーは身体的に30パーセントほども楽になったんだ。僕たちにとって、スピードやブレーキング、コーナリングの負担が一番大きかったのは2000年代中盤だったね」

今年のル・マン24時間レースを、ヒュルケンベルグの19号車よりもひとつ前の2番手からスタートする17号車のステアリングを担当するウェバーは、2000年代中盤のF1について、次のように付け加えた。

「観客席は満員だった。クルマはカッコよかったし、素晴らしい音を発生していたからね。でも運転するのは簡単ではなかったよ」

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