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マクラーレン・ホンダ、エンジン開発規制の緩和を求める

2015年06月11日(木)21:49 pm

マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエは、メルセデスAMGがパワーユニット開発規制の緩和に合意するだろうと語った。

F1のパワーユニットは、パフォーマンス向上を目的とした開発が規制されている。開発の量はトークンで計算され、それが年々減るルールになっており、2015年は32トークン(全体の48%)分の開発が許されるが、2016年は25トークン(全体の38%)しか開発できない。

また、今年はルールの規定に抜け穴があったためシーズン中の開発が許されたが、来年はそれも不可能となり、2月28日以降はパフォーマンス向上のための開発ができない。

こうした中、ルールが変わらなければルノーのF1撤退もあり得るとレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは語っている。だが、現在圧倒的な強さを誇るメルセデスAMGは規制の緩和に反対だ。

■規制緩和はメルセデスAMG次第

今年からF1に復帰したホンダは苦戦が続いているが、ブーリエはメルセデスAMGチーム代表のトト・ヴォルフや非常勤会長のニキ・ラウダと話をしたと明かし、メルセデスAMGもライバルの声に「耳を傾ける」だろうと語っている。『Motorsport.com』が伝えた。

「トトやニキと話をしたが、彼らもF1について心配している。従って変更の余地はきっとあるはずだ」

マクラーレンはいかなる形であれ開発の規制緩和を歓迎する姿勢だ。

「間違いなくルノーも同じ気持ちだろう」とマクラーレンのCOOジョナサン・ニールはF1第5戦スペインGPで語っている。

「彼らもこのスポーツに投資をしているし、大きな組織だ。滑らかな着陸を可能にする方法はルノーブランドにとっても重要だろう。だが、全員が平等だ。それは受け入れる」

ブーリエもこう話す。

「レギュレーションは全員にとって同じだし、全員がレギュレーションを承知した上でF1に参戦している。だが、変更する柔軟性もある程度は必要だ」

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