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FIFAのようなスキャンダルとは無縁だとFIA会長

2015年06月09日(火)16:51 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、F1は今サッカーの世界を騒がせているようなスキャンダルとは無縁だと主張した。

現在、FIFA(国際サッカー連盟)の首脳部に対して詐欺、談合、贈収賄などでの訴訟が行われており、このニュースが世界中で大きく取り上げられている。

だが、トッドはフォーミュラEの第9戦が開催された先週末のモスクワにおいて、「現在FIFAに起こっているような腐敗問題と同様のことはFIAにはない」と主張した。

トッドが自信を持ってそう言えるのは、F1においてはルールなどを統括するのがFIAであり、商業面に関してはオーナーであるCVC、そしてF1責任者であるバーニー・エクレストンが率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が管理するという分離体制を採用しているためだろう。

エクレストンは、カナダでテレビ局の『Sky(スカイ)』に対して次のように語った。

「それは、我々と欧州委員会の合意によるものだ。我々はそれに合意している」

「なぜ彼らがサッカーに関してはそういう形をとらなかったのか、私には分からないがね」

そう語ったエクレストンだが、実際のところはF1にもそうした贈収賄スキャンダルは存在していた。84歳となるエクレストンが、昨年ドイツで起こされた元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーとの汚職事件裁判を多額の和解金を支払うことで辛うじて乗り切り、投獄の危機を免れていたのは有名な話だ。

さらに、最近欧州委員会がF1を競争法違反の疑いで調査に入る可能性があるとも報じられている。F1にもまだスキャンダルが発生する可能性は十分に残されているようだ。

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