笑顔がトレードマークのダニエル・リカルド(レッドブル)だが、不振から抜け出せないチームの状況にいらだちを感じると話している。
昨年のカナダGPではF1初優勝を果たしたリカルド。だが、今年の予選では、新パワーユニットを持ち込んだメルセデスエンジン勢に敗れ、ロータスとフォース・インディアの後ろの9番手に終わった。
予選後のインタビューでいつもの笑顔がないことを指摘されたリカルドは、「そうだね」と認めた。
「くやしいよ。1年前はもっと違ったのに、1年たったら事態が悪くなっているなんてね。でも、事実そうなんだ」
また、リカルドは「今、僕たちは前に進んでいない感じだ。残念だよ」と話している。
■2017年以降については未定とリカルド
今年で契約の切れるキミ・ライコネンに代わってフェラーリに移籍するといううわさも出ているリカルドだが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、長期契約があると主張している。
だが、リカルドは来年までは契約があると『Telegraph(テレグラフ)』紙に話している。
「来年はここにいるよ。あとはどうなるか見てみるしかない」
レッドブルもルノーもF1撤退の話が出ている中、リカルドも「自分のキャリアのために、動きを把握している必要がある」と認める。
「僕は無冠のチャンピオンにはなりたくない」
「来年もこういうリザルトで、そこから前進できないとしたら、僕も満足はできないよ」
「スタッフとチームを信じているし、彼らがウィナーだということも分かっている。必要なら変化を起こして逆襲できると信じているよ。でも、実際にそうなって表彰台に戻れるまでは、分からないんだ」