ジェンソン・バトンが、マクラーレンが今季限りでバトンとの契約を解除するかもしれないとのうわさに対してコメントを行った。
バトンは、マクラーレンとの間に2016年までの2年契約を結んでいると考えられている。
だがそれにもかかわらず、イギリスの『Sun(サン)』紙は、マクラーレンが2009年のF1チャンピオンであるバトンを今季限りで「追い出す」ことになるかもしれないと報じていた。
だが、『Sky(スカイ)』は、マクラーレンの内部関係者がこの報道は「つまらぬうわさに過ぎない」とそれを否定したと伝えていた。
そして先週には、マクラーレンの総帥であるロン・デニスも、2016年にはマクラーレンに空きシートはないとほのめかした。
昨年マクラーレンからF1デビューを飾りながら、フェルナンド・アロンソの加入によってそのシートを失ったケビン・マグヌッセンは、現在は控えドライバーの地位に甘んじている。そのマグヌッセンの母国デンマークへマグヌッセンを伴ってスポンサー探しに出掛けていたデニスは、『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語っていた。
「私のところには、最高レベルの2人のF1チャンピオンがいる」
「私は、彼(マグヌッセン)が勉強のためにもう一年ほかのチームで走ることができるように支援をすることになるだろう」
そして、『Speedweek(スピードウィーク)』から、2016年にはマグヌッセンにシートをうばわれるのではないかとのうわさに関する質問を受けたバトンは、F1カナダGP(7日決勝)が行われているモントリオールで「なるようになるものさ」と答えると、次のように続けた。
「昨年の終盤には、僕の将来は何か月にもわたって不確定状態にあった。だけど、今僕はこうしてみなさんと話をしているんだからね」