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ハミルトン、セナと同じ気持ちだった?

2015年06月01日(月)20:38 pm

今年のF1モナコGP決勝において、チームの作戦ミスによって伝統の一戦モナコでの勝利を失ってしまったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、チェッカーフラッグを受けた後、そのまますぐにピットロードに戻ろうとはせず、ポルティエと呼ばれるターン8でクルマをとめてしまっていた。

【結果】F1モナコGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

メルセデスAMGは、これまでどうしてハミルトンがそこでクルマをとめてしまったのかについての説明は行っていない。

だが、その光景を見て、伝説的ドライバーであるアイルトン・セナが、1988年にやはり勝利をほぼ手中に収めながら、同じポルティエでミスをしてクラッシュをしてしまったときのことを思い出した者も少なくなかったようだ。

メルセデスAMGのミスによって2位が転がり込んできたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、トンネルの入り口の少し前でとまったまま動こうとしないハミルトンを見ると、チームに対し無線で次のような冗談を口にしていた。

「彼はこのまままっすぐ家に帰るんだと思うよ」

ハミルトンにとってもヒーローであるセナだが、1988年のクラッシュの後にはポルティエからそのまま近くに借りていた自分のアパートに戻ってしまったというのも有名な話だ。

メルセデスAMGのチーム関係者が『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に語ったところによれば、このときハミルトンのクルマになんらかの技術的トラブルが発生していたわけではないという。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、そのときハミルトンがチームと無線でどういうやりとりをしていたかは公表されていないと書いている。

だが、ハミルトンのレースエンジニアであるピーター・ボニントンは、ハミルトンがチェッカーフラッグを受けた後、次のように無線で伝えていたという。

「今回のことについては本当にごめんよ、ルイス」

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