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ドイツから無料のF1テレビ放送が消滅?

2015年05月31日(日)6:18 am

F1人気の低下に苦しむドイツ市場で、またしても困った事態が持ち上がった。

F1有数の伝統的レース、ドイツGPは2015年のカレンダーから削除され、さらにバーニー・エクレストンは先週、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の両ドイツ人スーパースターを非難。F1のPRに熱心でないというのだ。

「ドイツGP消滅が表すように、F1にとって同国の市場はさんたんたるものだ」とF1公式ウェブサイトに語るエクレストン。

さらには遠くない将来、ドイツのF1ファンは地上波の無料テレビ中継を見られなくなるかもしれない。

ドイツ『Hamburger Morgenpost(ハンブルガー・モルゲンポスト)』紙の報道によると、F1とドイツの地上テレビ局『RTL』のあいだで結ばれている25年契約が危ういという。

「『RTL』は今後、あらゆるエネルギーをサッカーに注入するといわれている」

『RTL』の広報はこれを否定する。

「われわれは過去24年間、ドイツでF1テレビ中継を担当してきた。それに、今後もF1との関係を続けたいとつねづね強調している」

「そのため現在、F1と交渉を重ねているところだ。うっかり、うわさや憶測にコメントしないよう気をつけている」

『Hamburger Morgenpost(ハンブルガー・モルゲンポスト)』紙は、『RTL』が放送権料の減額を求めていると報道。視聴率の低迷と、それに伴って広告宣伝の効果が低下しているのが原因とのことだ。

もし『RTL』とF1の新契約が実現しなければ、有料放送のドイツ『Sky(スカイ)』が独占放映権を視野に名乗りを上げる模様だ。

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