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F1撤退はないとレッドブル

2015年05月26日(火)17:02 pm

今季は厳しいスタートを迎えることとなったレッドブルだが、先週末のF1モナコGPでは久々にその存在感を示すことに成功した。

予選では第2戦マレーシアGP以来の4番手、5番手を確保。レースでもダニール・クビアトが4位、ダニエル・リカルドが5位と、今季最高位でのフィニッシュを達成している。

今シーズンの開幕戦オーストラリアGPの後では、ルノーエンジンのパフォーマンスと信頼性の低さに対して大きな批判を行っていたレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、モナコでの予選後に『Speedweek(スピードウィーク)』に対して次のように語っていた。

「レッドブルがシャシーの問題を解決することができたということが示されたものだ」

「この結果はルノーとは何の関係もないよ。クルマ(シャシー)がよくなったということだ」

曲がりくねったモナコの市街地コースでは、エンジンの果たす役割がほかのサーキットよりは小さいのは確かだ。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように述べている。

「我々(レッドブルとルノー)はチームだ。だから共に勝ち、共に負けることになる。だが、現時点において、我々が抱えている最大の問題がエンジンであることは誰の目にも明らかだ」

ルノーは、少し前に、F1から完全撤退するか、あるいはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソを買収してルノーF1チームを復活させる可能性もあると示唆していた。

そうなれば、いずれにしてもレッドブルはワークスエンジンを失ってしまうことになる。

このため、レッドブルがエンジンの自社製造も目指すことになるかもしれないとのうわさもささやかれている。

だが、ホーナーはモナコで次のように続けた。

「我々はエンジンの専門家ではない。我々はシャシーの専門家だし、現時点ではそれ(エンジン自社製造)には興味はないね」

いずれにしても、現在のレッドブルとルノーのエンジン供給契約は2016年いっぱいとなっており、少なくともそれまではレッドブルとルノーの関係が続くことになるのは間違いなさそうだ。

一方、レッドブルには、F1参戦を目指すフォルクスワーゲン・グループ傘下のアウディにチームを売却しようと働きかけているようだとのうわさもある。

アウディとのうわさに関する質問を受けたホーナーは、次のように主張した。

「今は、ある程度不満を抱えているのは事実だ。だが、我々はF1を撤退しようとなど考えていないよ」

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