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フォース・インディアの改良型車、クラッシュテストでつまずく

2015年05月24日(日)16:28 pm

今季のF1第8戦オーストリアGP(6月21日決勝)でデビューすることになると言われていたフォース・インディアの改良型車だが、その投入がさらに遅れる可能性が出てきたようだ。

イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるフォース・インディアだが、今年は資金難により供給メーカーとの間にトラブルが発生。シーズン前テストへの2015年型車がかなり遅れるという事態を迎えていた。

その今季型車のパフォーマンスも思わしくなく、ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスも、シーズン中盤から投入が予定されている「Bスペック」マシンに期待を寄せている。

当初、その改良型車はオーストリアでデビューすることになるだろうと報じられていた。だが、ペレスはその後、現実的には、その次に行われるイギリスGP(7月5日決勝)からの投入を目指すことになるだろうと語っていた。

フォース・インディアのチーム副代表であるロバート・ファーンリーは、モナコで次のように語った。

「できれば、オーストリアでの投入を目指したいと思っている。それをレースで使いたいと思っているが、実際にはテスト(オーストリアGPの翌週に開催される公式テスト)で使ってからということになりそうだよ」

フォース・インディアの改良型車は、伝えられるところによればウィリアムズに似たショートノーズが施されるという。だが、そのマシンを実際に投入するためには、まず統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって義務付けられているクラッシュテストに合格することが必要だ。

だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、最初のテストは不合格に終わったという。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、フォース・インディアのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンが、「ほんの少しね」とその事実を認めたと報じるとともに、「また次も不合格ということになれば、Bバージョン車のデビューはさらに遅れるかもしれない」と書いている。

そのフォース・インディアだが、23日に行われたモナコGP予選では、ペレスが今季初めて予選Q3に進出。決勝では7番手という好位置からスタートすることになる。

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