2015年F1第6戦モナコGPが5月23日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。タイムは1分16秒143だった。
木曜日に行われたフリー走行2回目では降雨のためにスーパーソフトタイヤでの走行ができなかったこともあり、この背セッションでは各ドライバーが積極的にスーパーソフトでの周回を行う。途中でキミ・ライコネン(フェラーリ)がターン1の立ち上がりでクラッシュし赤旗が振られる展開となる中、順調にメルセデスAMG勢が1-2体制を築く。
だが、セッション終盤にベッテルがそれまでトップの座にいたハミルトンのタイムを大幅に更新してトップに立つ。それまで3番手の位置にいたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)もペースを上げるが、ベッテルのタイムにコンマ2秒ほど届かなかった。今季フリー走行3回目でメルセデスAMG勢以外がトップに立ったのはこれが初めてのことになる。
期待のマクラーレン・ホンダ勢は、セッション終盤にジェンソン・バトンが8番手に食い込んで見せるなど、予選に向けて期待が持てる結果を残した。フェルナンド・アロンソは14番手でセッションを終えている。
トップから5番手までの結果は次のとおり。トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、4番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、5番手カルロス・サインツ(トロロッソ)。
F1モナコGP予選は、このあと日本時間21時から始まる。