フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が、かつて2013年までフェラーリでチームメートとして共に戦っていたフェルナンド・アロンソが契約期間中途にもかかわらずフェラーリを離脱したのは明らかな「失敗」だったと語った。
今季、新生マクラーレン・ホンダに移籍したものの、予想以上の苦戦を強いられているアロンソ。しかし、最強チームであるメルセデスAMGを倒すためには、新たに改革的な長期プロジェクトに加わることが必要だったのだと主張し続けている。
さらに、昨年まで在籍していたフェラーリに関しては、自分の後任として加わったセバスチャン・ベッテルが第2戦のF1マレーシアGPで優勝を飾ったものの、それは「環境的要因」のおかげだったと発言。今年のフェラーリは昨年よりはよくはなっているものの、それでもメルセデスAMGとの差は非常に大きいと主張している。
モナコGP(24日決勝)が開幕したモナコにおいて、ブラジルの『Globo Esporte(グローボ・エスポルチ)』から、こうしたアロンソの発言には賛成かと質問を受けたマッサは次のように答えた。
「もちろん、ノーだよ」
「アロンソはチームを変わったことを正当化するための理由を見つけなくてはならなかったんだと思うよ。チームを変わったことでよくなるどころか悪くなっているんだからね」
「フェラーリは本当に改善されたよ」
そう語ったマッサは、次のように付け加えた。
「時として、自分がミスを犯したことを認めることが難しい場合もあるからね」