「モナコF1初挑戦のふたり」トロロッソ／F1モナコGPプレビュー
トロロッソのカルロス・サインツとマックス・フェルスタッペンが、モンテカルロ市街地サーキットで行われるF1第6戦モナコGP（24日決勝）に向けて意気込みを語った。
■カルロス・サインツ「予選がもっとも重要」
「レースに明け暮れるドライバーの誰にとっても、モナコは一年のハイライトだ。モナコは特別なコースだ。つい、速く走れるところを見せたくなる。とても難しいサーキットで、ドライバーの実力がモロに出るんだ。過去には（ルノー）ワールドシリーズでいい成績を出したことがある。大好きなコースだよ」
「F1でモナコを走るのは今回が初めてだ。きっと以前の経験とはかなり違う印象を受けるだろうね。モナコは予選が非常に重要だ。ある意味、レースの週末でもっともだいじなひと時といっていい。従って、フリー走行では絶対に正しいバランスを探り当て、一周をそつなく走ることが必要だ。土曜の予選日がすごく楽しみだよ。一周をビシッと決められたら、さぞかし快感だろうね」
■マックス・フェルスタッペン「初モナコが楽しみ」
「市街地コースはいつ走ってもいいものだ。モナコは初めての挑戦だが、マカオなら経験ある。相当に難しいコースだったよ。とにかく楽しかった。モナコにも期待している。きっと他サーキットと違う取組み方が必要になるだろう。フリー走行1回目からいきなりアタックするのは無謀だ。むしろ、徐々に慣れる姿勢が求められる。そのためには多くの周回を重ねたい」
「シミュレーターに乗って感じたのは、とにかく遅いコースだね。エンジンでいえば、さほど出力が重要でない分、最良のドライバビリティが欲しいところだ。他のレースに比べてタイムは、かなりライバルチームと接近するだろう。結局のところ、セットアップをいくら変えたところでタイムに違いは出ない。むしろドライバーの頑張りが差を生むんだ。モナコでタイムをコンマ2秒上げるには、マシンをあれこれいじるよりドライバーが腕を見せることだね」
