F1参戦を視野に入れているとのうわさが大きくささやかれているアウディだが、最新の情報によるとそれほど積極的に検討しているわけではないようだ。
これまでずっとフォルクスワーゲン・グループがF1参入を検討しているのではないかとのうわさがささやかれ続けており、その場合、参戦に一番近い立場にあるのがアウディだろうと言われていた。
そんな中、先週、アウディのルパート・スタッドラー会長がF1も「アウディにとっての選択肢のひとつだ」と発言したことで、そのうわさがさらに過熱していた。
だが、ドイツの『Handelsblatt(ハンデルスブラット)』は、スタッドラーが18日(月)に、世界最高峰のレースであるF1だが、現在の状況はアウディにとってはそれほど魅力的ではないと次のように語ったと報じている。
「F1は自力で問題を解決する必要があるよ」
アウディは今季のWEC(世界耐久選手権)の最高峰カテゴリーにおいても現時点で首位をキープするとともに、先週末に行われたニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいても総合優勝を果たしている。