元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンと、その息子であり今年17歳でトロロッソからF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペンの親子が、先週F1の意思決定機関であるストラテジー・グループが行った決定を歓迎している。
F1トップチームとF1最高責任者のバーニー・エクレストン、統括団体FIA(国際自動車連盟)によって構成されるストラテジー・グループが先週イギリスで会議を開き、さらにF1の魅力を高めるために、より大きな音を発生し、もっとスピードの出るF1カーを導入することを決議したことが報じられていた。
かつてベネトンやミナルディで活躍したヨスは、今回の決定に関し、「それがF1には必要なことだ。ショーにとってプラスとなるだろう」と語っている。
今回の決定の中には、レース中の給油の復活と、来年から各チームがそれぞれのレースで4種類のドライタイヤの中から自由に2種類を選択することができるという案も含まれている。
息子のマックスも、『De Telegraaf(テレグラーフ)』に対し、「それには満足だよ」と語り、次のように続けた。
「こうした変更によって、チームには差をつけるチャンスがもっと生まれるだろう。戦略もさらに重要になるだろうね」
「ドライバーとしても、現在はレース中に効率的なドライビングに心がけながら、多くのものをセーブする走りをしなくてはならなくなっている。だから、再び“本当のレース”が見られるようになるんじゃないかな」
ヨスも次のように続けた。
「燃料とタイヤの自由選択によって、間違いなくレースはもっとエキサイティングなものになるだろうね」
「今は、タイヤ交換のためのストップだけを考えていればいいが、今後はさらにやるべきことが多くなる」
そう語ったヨスは、次のように付け加えた。
「チームとしてもさまざまな要素が増えることによる影響を受けることになる。ミスを犯す可能性も高くなるだろうし、そうすれば意外な展開などが増え、見どころも増していくよ」