長らくお待たせのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)新契約。本人は、次のF1第6戦モナコGPで何らかの発表を行うとしている。
とにかくあれほど交渉を引き延ばしては、フェラーリ移籍、法外な契約金要求など、うわさのネタにされても仕方ない。
当のハミルトンは、契約金額の値踏みを「下らない」とか、交渉決裂といった憶測は「話にならない」と吐き捨てている。
「モナコの(発表)を見に来れば分かる」とイギリス各紙に語ったハミルトン。「モナコでニュースを提供するから」
今回の交渉にあたってハミルトンは、信用できる弁護士の力を借りてマネージャー抜きで話を進めてきた。その過程は「苦労の連続」だった模様だ。
最新の情報では、契約金額が増えたため、独シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ本社の決済待ちなのだという。またハミルトンは、獲得トロフィー、さらに毎シーズン終わりにマシンを所有する権利、近々リリースされる予定のファッションならびに宝飾類に関する権利も主張している。
コース上に話を移すと、F1第5戦スペインGPでポール・トゥ・ウィンを飾ったニコ・ロズベルグは、その余勢を駆って今後のレースを連勝に結びつけるのではないかなどといわれている。おもしろくないのはハミルトンだ。
ロズベルグは過去2年、地元モナコGPを連覇している。
メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフは、ドイツ『DPA通信』にこんなことをいっている。「モナコはモナコだ。一から出直しさ」