NEXT...F1開催スケジュール

いま明かされる、スペインGP契約秘話

2015年05月12日(火)6:22 am

今年で25年を迎えたカタルーニャ・サーキット開催のF1スペインGP。レース主任セバスティア・サルヴァドにとって「最悪の思い出」、それは他でもないバーニー・エクレストンだ。

先週末、バルセロナは契約延長を発表した、

そこでスペイン『El Pais(パイス)』紙は同サーキット幹部のサルヴァドにインタビューを行い、1991年の初開催以来「最悪の思い出」を聞いたところ、サルヴァドは次のように答えた。「最悪の思い出か」

「それはバーニー・エクレストンとの交渉だ。間違いなくね。それはもう、ひどいものさ」

サルヴァドは80代半ば。いわばエクレストンと同じ世代だ。長年、カタルーニャ州自動車クラブの会長職にあり、主にエクレストンとの交渉を担当している。

二人は常に周囲から友人同士と思われていた。何かといえば会って食事に出かける仲だ。

「それは本当だ」とサルヴァド。「食事をしたりコーヒーを飲んでいるときは、それはもう暖かくフレンドリーな雰囲気さ」

「ところが交渉ごとになると、とたんに彼(エクレストン)はこんなことをいい出す。『よし、ここから世界が一変する。いいか?』私は『分かった、分かったから』と答えるのだ」

「そしてゴングが鳴るのさ。彼は常に一枚上手でね。『おい、これは問題だ』といっても、彼の答えはぶっきらぼうだ。『別に問題じゃない。君が何とかしろ』」

「バーニー・エクレストンと交渉してごらん。イヤというほど下手に出ることを学ぶから。懇願と弁解、主張を繰り返して、たまにパンの切れ端にありつける、そんな感じだ。もちろんチーズはなしさ!あとは指をくわえて彼の食事を見つめるのみだ」

「笑いごとじゃないぞ。ほんとうなんだから」と茶目っ気たっぷりに話すサルヴァドだった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック