「メルセデスAMGに食らいついていきたい」／フェラーリ、F1スペインGP2日目
バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われた2015年F1第5戦スペインGP2日目を終え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがコメントを行った。
【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
■セバスチャン・ベッテル「あれ以上のことはできなかった」
フリー3／2番手
予選／3番手
「ここは、ニコ（ロズベルグ／メルセデスAMG）とルイス（ハミルトン／メルセデスAMG）の後ろになったのをよろこべる場所ではないけれど、今日はあれ以上のことはできなかったと思う。だから予選には満足しているよ」
「今週末は、これまでにくらべるとクルマのバランスや感触をつかむことにちょっとてこずっていると思う。明日はまた頑張ってみるよ。クルマは改善できている。だけど今週末のサーキットのコンディションがちょっとばかり難しいものになっているんだ。風がすごく強くて、それによってクルマの挙動がおかしくなる。加えて、タイヤが恐らく硬すぎるんだと思うけれど、うまく機能していない。メルセデスAMGのほうがあまり苦労していないみたいだし、いつもより差も大きく開いてしまった」
「明日は彼らにプレッシャーをかけていけるはずだし、長いレースになるから様子を見よう。いい戦略を思いつくことを期待しているし、明日に向けてはメルセデスAMG同様に新しいタイヤを1セット残しておくこともできている。ずっと彼らに食らいついていけるといいね」
「まだ改善の余地はあるし、明日のコンディションが僕たちに味方してくれて、僕たちがまた少し強さを発揮することができればいいんだけどね。いつものようにベストを尽くすよ」
■キミ・ライコネン「レースでばん回できるだけのスピードがある」
フリー3／5番手
予選／7番手
「今週末はここまで期待していたより難しいものになっているし、今日もかなり苦戦させられた。何らかの理由によって、僕のクルマは滑りまくっていたよ。金曜日もかなり厳しかったから、チームと相談して古いパッケージに戻したんだ。それで問題がないかどうか確認したいと思ったからね。それがリスクだということは分かっていたし、もっと難しいものになるかもしれないことも分かっていた。でも、今日の結果ほど悪くなっていただろうとは思わないよ」
「Q2での感触はかなりよかったんだ。だけどQ3にはまた難しくなってしまった。グリップが足りなかったし、ひどいラップをしてしまった。そういう週末だってあるものさ。いろんなことが悪い方向へ進んでしまうことがね。それに、今日はブランケットが燃えたことでミディアムタイヤを1セット失ってしまったんだ」
「明日はどうなるか分からないし、レースだって違うストーリーが展開することもある。スタート位置が理想的ではないことは確かだけど、僕たちにはいいパッケージもある。いいスタートが切れれば、そこからばん回もできるよ。いいレースをするためのスピードはあると確信しているからね」
