独自動車メーカー、フォルクスワーゲン所有のラグジュアリー・ブランド、アウディの話題が日増しに高まっている。
うわさの火付け役は元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロだ。レッドブル社主ディートリッヒ・マテシッツがアウディのF1カムバックを猛プッシュしているといった「共通の友人」の情報をおおやけにしたのだ。
マテシッツと同じオーストリア人で親しい友人でもあり、一時期トロロッソを所有していたゲルハルト・ベルガーは、次のように話す。「いろいろと話し合いが行われているみたいだな」
「メルセデスAMGはこの2年で長足の進歩を遂げた。ルノーが投資をシブっているあいだにね」とイギリス『Sky(スカイ)』に語るベルガー。「ルノーが追いつけるとは、とても思えない」
だが、例えばフォルクスワーゲンのような新参メーカーなら話が別だ。彼らはやってくれると思う。レッドブルにとっては夢のような話だな」
オーストリア『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙は「インサイダー」の情報として、「ナゾのF1エンジン」がヴォルフスブルク(VWの本拠地)で「ほとんど完成の域に達している」との記事を掲載した。
同じ記事でベルガーは、次のように話す。「いちどフォルクスワーゲンが参入を決めたら、参戦初日から勝ちに行く連中だ。それを可能にするには、チームが優秀でなければならない。レッドブルはF1でベストのチームだ」
一方ドイツのタブロイド紙『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』は、フェラーリにいきなり解雇された元スポーティング・ディレクター、マッシモ・リヴォラとアウディを結びつけている。同社には既に、フェラーリの元チーム代表ステファノ・ドメニカリがいる。