フェラーリ移籍が取りざたされているバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)。本人は7日(木)、打ち消しに躍起になっていた。
すでに将来のマラネロ入りを約束する「前契約」に署名済などと、先走った報道をされてはボッタスもたまらない。
「いくつか記事を目にしたし、多くの話も聞いた。中には思わず笑ってしまうものもあったよ。何が真実で何が架空の話か知っているだけにね」とバルセロナで話すボッタス。
「みんな話を作るのがうまい」
興味深いことに、彼本人は来季どのチームでドライブするかはっきりしないという。
「現時点では今季に集中するようにしている。チームに最高の結果をもたらしたいのでね。その他はあずかり知らない」と話すボッタス。
「このところ、いろいろなうわさを立てられていて、あまり考えないようにしている。今後について考えるのはマネージャーの仕事だ」
「僕自身、今は移籍うんぬんなんて考えていない」
若手でピカ一の実力を持つ25歳のボッタス。母国フィンランドの報道によるとウィリアムズがオプションを行使して、彼は来季も同チームに残るという。
ボッタスはたびたび、彼のマネージメントチームに対する信頼を口にしている。その陣容がまた強力だ。腕利きのディディエ・コトン、2度のF1世界王者ミカ・ハッキネン、そしてメルセデスAMGのCEOトト・ヴォルフである。
「彼らはきっと、何年にも渡る将来の計画を立てているに違いない」
「話が固まれば、間違いなくそれは僕の耳に伝わる。でも今のところ、僕らは将来について何も話し合っていない」