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ペドロ・デ・ラ・ロサ、F1引退へ

2015年05月07日(木)6:28 am

ペドロ・デ・ラ・ロサがF1引退を示唆した。

デ・ラ・ロサは44歳のスペイン人。全日本F3やF3000のタイトルを取った後、1998年にジョーダン(現フォース・インディア)からF1にデビュー。マクラーレンやフェラーリでは縁の下の力持ちとして長年に渡ってテストドライバーを務めた。彼のF1キャリアは、実に16年に及ぶ。

100戦以上のグランプリに出場したデ・ラ・ロサ。在籍した5つのチームの中でハイライトは、2005年のマクラーレンだ。反対に、万年周回遅れのHRTでレースをした経験もある。ところが2015年に入ると彼は、パッタリと表舞台から姿を消した。

「いかなる状況にあっても、私は決してタオルをリングに投げ入れない」とスペイン『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』に話すデ・ラ・ロサ。

「レースは私のDNAに宿っている。しかし、将来のプロジェクトはF1以外のカテゴリーにあると思って間違いない。世界耐久選手権(スポーツカー)のようなレースが、私の年には似合っている」

「F1には、いいたいことがある。今やGP2とF1に大した差はない。以前のように適応が難しいカテゴリーでは、もはやない」

「これは私のようなベテランにとって不利だ。性能差が小さい今、若手にとってF1への適応は大した問題ではないはずだ」

そしてやはり、彼のフェラーリ脱退はフェルナンド・アロンソの影響が大きかったとデ・ラ・ロサはいう。

フェラーリが契約を更新しなかったのは予想していたかとの問いに対しデ・ラ・ロサは、次のように答えた。「予想というほどではないが、驚きはしなかった。フェルナンド(アロンソ)を含め、あれだけ大きな変化があっただけにね」

2015年のフェラーリ復活は「古くからの戦力」を排除し、マウリツィオ・アリバベーネやセバスチャン・ベッテルを入れたおかげとする意見にデ・ラ・ロサは、眉をひそめる。

「今年フェラーリが成功しているのは、2014年に始まった長期的な戦略が実ったからだ」

「2015年型マシンの製作は、どの(F1)チームよりも手がけるのが早かった。だが、そこには2014年の犠牲が付きものだ。結果を見れば明らかだろう」

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