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ベッテルとの不和も過去のことだとマーク・ウェバー

2015年05月06日(水)20:41 pm

2013年までレッドブルで活躍した元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、かつてのチームメートであるセバスチャン・ベッテルに対してもはや敵意などは感じていないと認めた。

2009年からウェバーが引退する2013年までチームメートとして過ごしてきた2人だが、特にその後半には非常に関係が悪化していた。

F1引退後はポルシェからWEC(世界耐久選手権)の最高峰カテゴリーに参戦しているウェバーだが、ベッテルとのチームメートとしての関係が終わってから、最も輝いて見えたのはベッテルの「トロフィーを飾った棚」だったとドバイのラジオ局に語った。

「それによって友情にも緊張感が生まれた。プロフェッショナルとしてもそうだと思うし、個人的な部分にもそれが紛れ込んでいたのは確かだろうね」

ウェバーは、「マルチ21事件」として知られるレッドブルでのチームオーダーは、2人の関係悪化に「余計な飾り物」を付けたようなものだったとも付け加えている。

だが、ウェバーは「今は違うよ」と語り、次のように続けた。

「僕たちはもう競争し合っていないからね。もう同じボクシングリングの上には立っていないんだ」

「僕らはメルボルン(2015年F1開幕戦オーストラリアGP)でのレースが終わってからそのままドバイへと飛んで、そこで一緒に座って長いこと楽しく話をしたよ」

「時がすべてを癒やしてくれるんだ。同じ場所で同じ目的を持ち、同じ領土を手にしたいと思っているときは、一息つくこともできないほどだし、毎年同じことの繰り返しだからね」

「僕らは対立していた。だけど、ヘルメットを脱いだときには僕らの間に対立はないと思うよ」

今季フェラーリに移籍したベッテルのチームメートは、友人でもあるキミ・ライコネンだ。2人の関係もうまくいっており、そのことが来年もこの2人の体制で行こうとフェラーリが判断することに役立つかもしれない。

ライコネンは『CNN』に次のように語った。

「政治的なものなどないよ。もし何か問題があればお互いにそれを口に出してうまく対処しているからね」

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